土地の値段とバブル

土地の値段は、最終的には、市場においての買い手と売り手の取引によって決まるといっていいでしょう。
そのため、かつては投機的に利用されることなども多くありました。
それが端的に出たのがバブル期の土地の値段の扱われ方です。
バブル期には、土地の値段は必ず上がるものという土地神話というものがつくり上げられて、たくさんの人や会社が土地を買いまくったのです。
土地の値段は少々高くても、買っておけば、いずれそれ以上の値段になるということをだれもが信じていました。
そのために、高い値段での取引も簡単に成立してしまったのです。
それに乗っていったのが銀行などの金融機関です。
金利も安かったせいで、銀行などの金融機関は契約数を増やすため、土地という安心な担保を得て、土地を買いたいという人や会社にどんどんお金を貸していったのです。
土地を担保にお金を借りて、それを資金にしてまた新しい土地を手に入れる、その土地の値段が高くなることを見込んで、それを担保にしてまたお金を借りる。
そのうち、最初に買った土地の値段は上がって利益を生み、その利益を担保にお金を借りて、また土地を買う、そういったことが繰り返されたのです。
その結果、お金を借りる側も貸す側も、土地の値段が上がるのを待たずに土地を買い続けて、土地の値段は高騰していったのでした。
しかし、土地神話は崩れてしまったのです。
値上がりするはずの土地の値段は下がりはじめ、最終的に不良債権問題や大銀行の倒産を招いてしまいました。
このときの土地の高騰が、その後の土地の評価額に対して大きな影響を与えていったのです。

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